おっさんトモの、徒然日記

おっさんになった僕が、日常生活で感じていることや、身の回りの出来事、趣味のお話などをしていきます。

体調が悪い時のスローシンキング。

スローシンキングといっても、釣りの話ではありません。

体調が悪いと、頭の動きが鈍くなって、考えが遅くなります。そんな状態で、考えをつらつらと。

僕は30です。10年前はそんな歳になるなんて想像もしていませんでした。
10年前と比べてどこがどう変わったかと言われれば、自分でもよくわかりません。
それでも、やはり大きく変わっているでしょう。それが、僕にとって必要な変化であれ、不必要な変化であれ、です。

10年前、僕は浪人生でした。
将来どうなりたいとか、どういう生活を送っていたいとか、そんなものもわからずに時間が目の前を通り過ぎていくのをただ眺めていました。
夢も、目標もなくて、ただ自分が何者か知りたくて、自分が相応しい場所があると信じて、どうすればいいかわからずにもがいていたんです。

結果見えたものは…
日本人として誇れるもの、
それはモノづくり。
強い信念を持って大学に入りました。大学では流体の研究室で数値解析を行いました。今は結果的に、同じ仕事に就いています。

大学卒業後、しばらく働いていた会社は基幹業務アプリケーションを作って販売している会社でした。

強い信念を持って機械工学科を卒業したのに、アプリケーションの会社に就いたのは、そこにとても魅力を感じたからです。
常に挑戦し続ける姿勢、難しい課題をクリアしていく喜び、そんなものが溢れている会社でした。
採用にとても力を入れている会社で、同期は300人。みんな本当に優秀です。
今でもとてもいい仲間。
ただ、自分はそこでは戦えませんでした。うまくバランスを取ることが出来ず、思考がついてこなくなりました。


そこから今の会社に移り、僕は希望に溢れていました。
それは今の会社が自動車業界だからです。自動車業界といえば、機械系の中でも花形だと、僕は思っています。
毎日自動車の部品に向き合う日々です。
しかし、どこでも不満は出てくるものです。大企業体質、成長しない自分、評価に対する不満。
ここは自分のキャリアをつくる場所じゃないかもしれないと感じ始めています。

結局、僕は10年前と同じような気分でいます。
自分がどこにいるべきか、どうあるべきか、どのようになっていきたいか。

そんなもの、誰も教えてくれません。

あの時はっきり見えたと思っていたものも、あの時こうしたいと思っていたものも、時間が経てば変化していきます。

自分はまだ見つけられていないのかもしれない。このままではいけないのかもしれない。そんな焦りばかりがつのります。

そんな中、一昨年結婚して、一家の主、2人の父になりました。
しかし、蓋を開けてみれば、給料が低く若い僕は、大黒柱でもなければ、父でもなく、少し大きなお兄ちゃんのようです。

子供達を叱ることはほとんどありません。妻が十分やっているし、嫌われるのが怖いというのがあるのかもしれない。
前に叱った時、とても気まずくなって、しばらく話さない事が何度かありました。もともと自分の家じゃないから、ただでさえ居心地が悪いのに、本当に逃げ出したくなりました。本当の親でもこういう感じなのかはわかりません。だから、気分でも適当でも怒ることができている妻が羨ましい。
でも、僕は結局自分が可愛いだけなのかなって気もしてます。こうして書いてるものを読み返しても、どこか言い訳くさいし、他人ごとな感じも受けます。
覚悟が足りないのか、自覚が足りないのか、僕にはよくわかりません。ただ、僕が昔描いていた理想の父親像からは遠く離れたところにいるのは確かです。


40になった時、50になった時、自分はどうなっているんでしょうね。
どうなっていたいとかは今のところ無いですね。全然見えません。

こんなはずじゃなかったって思うのかな。それとも、少しでも自分らしさを見つけることが出来てるのかな。

とりあえず、また明日頑張ろう。
また明日考えよう。

今は、目の前にやる事があるだけでも、あの時とは違うんでしょう。