おっさんトモの、徒然日記

おっさんになった僕が、日常生活で感じていることや、身の回りの出来事、趣味のお話などをしていきます。

ビジョンなんか持ってはいけない。

ビジョンなんか持ってはいけない。
一人が言った。
確かにビジョンを持つことは、ある目的を達成したい時や自分がなりたい姿に近づきたい時はいいだろう。
だが、持っているビジョンが大きければ大きいほど、強ければ強いほど、叶わなかった時の代償が大きい。叶わなかった時のショックが大きい。
それに、時にビジョンはそれ自体が足かせになってしまう。ハッキリしたビジョンであればあるほど、それ以外の可能性や経験から遠ざけてしまう。
ビジョンは自分を守ってはくれない。ビジョンは自分を保証してはくれない。
ビジョンは時として他人を排除する。ビジョンは時として大切なものを犠牲にする。
ビジョンを持つと辛い。ビジョンをもつと苦しい。
ビジョンなんて持つべきではない。



いや、ビジョンこそ持たなくてはいけない。
もう一人が言った。
ビジョンを持つことで、自分自身が解る。自分自身を見つめられる。ビジョンは常に周りとの関係を求めるから、ビジョンを持つことは周囲との関係性を築くことでもある。
持っているビジョンが大きければ大きいほど、強ければ強いほど、一つのことから学べる事は多く、一つの学びから得られる力は強く、失敗ですら次の扉を開かせる。
ビジョンは生き方に意志を持たせる。その歩みは一歩一歩、確実に前進する為にある。意志は「経験」を、ただの周囲での出来事から、自分の人生の一部にしてくれる。
ビジョンは意志を守る力になる。ビジョンは自分自身を貫く芯になる。
ビジョンは時として本当の意味での大切な人とそうでない人をはっきりと区別する。ビジョンは時として本当の意味での大切なものとそうでないものをはっきりと区別する。ビジョンは本当の意味での大切なものは、絶対に犠牲にしない。
ビジョンを持つとあらゆる物に筋道が立つ。ビジョンを持つと自分自身を支えられる。



二人の男が、僕の頭の中で言い合いをしている。