プロフェッショナルとは。20代を終えた自分の答え。
よく新人研修などで「プロフェッショナルとは」などといったテーマがありますよね。
だいたいグループワークなどでお互いのプロフェッショナルに対する考えを共有して、それぞれ考えましょうみたいな内容になりますね。定義は人それぞれですが…みたいな感じです。
よく「お金をもらった時点でプロなんです」という人がいますが、それもまた違う気がする。
アルバイトをしていた頃は、みんながみんなプロという訳ではなかったように思います。
僕は、プロフェッショナルっていうのは、「特定の分野において責任を果たせる」事だと思います。
ここでの責任とは、問題が起こった時に「辞めます!」の一言でなんとか逃げるということではないです。
少なくとも自分の裁量の範囲においては、与えられた仕事に対して何としてでもやり抜くという事です。
例えば、医者に行って、「わからないから死んでください」と言われる事はほとんど無いと思いますが、そのような事を言う医者はプロではないです。
その医者のレベルもあると思いますが、患者さんの治療を行う責任があるので、自分の見解を伝えたり、薬を渡したり、自分でどうしようもない場合は他の病院に紹介状を書いたりします。
その責任を放棄して、放っておいたり、ろくな治療もしない、などという医者はプロとは言えないのです。
逆に、プロと呼ばれる人には、その人の専門分野において他人より優位な部分が少なからずある訳です。先ほどの医者の例で言うと、たとえ物凄くレベルの低い医者だったとしても、他の病院を紹介するという行為は医者にしか出来ません。その医者の医者としての人脈を、患者の治療を続けるという責任を果たす為に行使している訳ですね。
責任を果たすということや責任の範囲については別の機会にするとして、これはどの世界にも言えることですが、自分の責任を果たさずに言い訳ばかりする奴の如何に多いことか。